荷物を送る方法

宅配便を持つ女性

荷物を送る場合、どの宅配便業者を使うか、悩みませんか?

 

このサイトでは、安い料金で大型サイズの荷物を送る方法、荷物の少ない引っ越しについて。

 

それから、クロネコヤマト、佐川急便、ゆうパックなど宅配便業者の料金比較、最大サイズや重さ、コンビニなどへの持ち込み割引、梱包のやり方、などなど…。

 

このような、荷物を送るときの、ちょっとした疑問にお答えします!

 

クロネコヤマト

 

 

では、まずは、悩んでいる人が多い大型サイズの荷物を送る方法から。

 

これは、荷物の少ない引っ越しにも、おすすめの方法です。

 

最初に、宅配便業者で送ることのできる最大サイズを確認しておきましょう。

 

クロネコヤマト、佐川急便は、荷物の3辺の合計を足した大きさが160cm以内です。ゆうパックは10cmほど大きく、170cmまで。

 

クロネコヤマトで荷物を送ることのできるサイズ

 

これを超える大きさの荷物は、普通の宅配便では送ることができません。

 

そこで、大型サイズの荷物を送るおすすめの方法が、引越し業者にお願いするという方法です。

 

「荷物ひとつで、引越し業者を使うなんて、やり過ぎでは…」

 

と思う方もいるかもしれませんが、引越し業者には、「家具だけプラン」を用意しているところがあります。

 

ほかにも、日時にこだわらないなら、引越し業者の都合のよい日程で安く運んでもらえる「フリー便」というプランなどなど…。

 

これらなら、テレビ、冷蔵庫、ベッドなどの家電・家具も輸送してもらえます。自転車もOKです。

 

また、「単身パック」は、業者の所有するゲージに、荷物を積めるだけ積めるプランもおすすめ。ちょっとした家具とダンボール10箱くらいを詰めて12,000円ほどからあります。荷物の少ない引っ越しにぴったり!

 

カーゴは、下記のようなイメージです。

 

単身パックイメージ

 

このように、引越し業者にはさまざまなプランがあるので、ぜひ、較べてみてください。較べれば、較べるほど、あなたの送りたい荷物にあった安い料金が見つかるはずです!

 

そこで、大型サイズの荷物や、荷物の少ない引越しで利用してほしいのが、リクルートのSUUMO(スーモ)見積もり。

 

これは、複数の引越し業者に、見積もりを出してもらえるサービスで、メールで料金がわかるようになっています。
※ 電話番号を記入すると、電話で直接、連絡してもらえます

 

あなたは、メールに届いた各社の金額を比較して、最安値の業者にお願いすればいいだけ。

 

もし、思うような金額見つからなければ、そのときは宅配便を利用すればOKです。

 

 

リクルートのSUUMO(スーモ)見積もり

 

 

こちらのサービスの利用は無料。お金は一切かかりません。

 

大型サイズの荷物を送る方や、荷物の少ない引っ越しの方は、一度、チェックしてみてはいかがでしょうか!

 

 

 

つづいて、次のような項目について、記事をまとめていきます。

 

 

クロネコヤマト、佐川急便、ゆうパックの料金比較

 

宅配業者の比較

 

クロネコヤマトの宅急便、佐川急便、ゆうパックで荷物を送る料金を比較してみました。

 

3種類のサイズの荷物を、東京から東京、大阪、福岡まで送る場合の料金です。

 

サイズは、荷物の3辺の合計が、60cm、100cm、160cmの場合です。

 

東京から東京へ荷物を送る料金

サイズ 60 100 160
クロネコヤマト 907円 1,361円 2,030円
佐川急便 756円 1,361円 2,031円
ゆうパック 690円 1,130円 1,780円

 

東京から大阪へ荷物を送る料金

サイズ 60 100 160
クロネコヤマト 1,015円 1,469円 2,138円
佐川急便 864円 1,469円 2,139円
ゆうパック 840円 1,280円 1,930円

 

東京から福岡へ荷物を送る料金

サイズ 60 100 160
クロネコヤマト 1,339円 1,793円 2,462円
佐川急便 1,188円 1,793円 2,463円
ゆうパック 1,170円 1,600円 2,250円

 

すべての料金は、2018年1月現在のものです。変更になる場合や、送り先によって異なる場合はありますので、あくまで目安としてご利用ください

 

宅配便で荷物を送る場合の大きさや重さ、梱包

 

ここでは、クロネコヤマト、佐川急便、ゆうパックの最小サイズと、最大サイズについて、詳しくまとめています。

 

最小サイズの荷物を送るには?

クロネコヤマトの宅急便コンパクト

クロネコヤマトの場合、「宅急便コンパクト」で最小サイズを安く送ることができます。サイズは2種類。

 

  • 縦25cm × 横20cm × 厚さ5cm
  • 縦24.8cm × 横34cm

 

上はやや厚みがあるもの。下は薄型で、やや大きいサイズの荷物ですね。専用BOXがあり、ボックス型と封筒型でそれぞれ対応できます。

 

割引を使えば、専用封筒が65円、配送量は割引を使えば354円からです。

 

値引きを最大に利用すれば、郵便局のレターパックより安く送ることが可能です。

 

なお、以前は、クロネコヤマトでメール便というサービスがありましたが、現在は業務用以外の利用はできません。

 

ゆうパックのレターパック

ゆうパックではレターパックという商品があり、縦24.8cm × 横34cmの専用封筒を使います。

 

レターパックには2種類あります。4kgまでの荷物を送ることができる「レターパックプラス」、重量は4kgまで可能ですが厚さが3cmまでという制限のあるレターパックライトです。

 

レターパック

 

配送料はレターパックプラスが510円、レターパックライトが360円で、専用封筒の代金に含まれています。梱包材を含めた値段と考えると安いかもしれませんね。料金が一律というのも便利です。

 

ともに大体A4ファイルサイズの大きさで、値段はいい勝負になっています。

 

佐川急便の飛脚特定信書便

佐川急便には3辺合計が70cm以内の大きさで、30g以内の重さなら全国どこでも165円で運べる飛脚メール便。それから、郵便局と組んだ「飛脚ゆうメール便」というサービスがあります。

 

どちらも、クロネコヤマト同様、業務用に限定しており一般の個人は使うことができなくなっています。通販業者が、パンフレットやDVDなどを送るのに最適です。

 

個人でも利用できるのが、「飛脚特定信書便」。

 

郵便法の規定により、宅配便では「郵便物」を送ることができないのですが、この佐川のサービスでは郵便物を送ることが可能です。

 

何が違うのかと思うかもしれませんが、役所関係の書類などで「送付日付」が重視される場合には「信書」扱いにすると、発送日を相手に届いた日として送ることができます。ちょっとしたことですが、違いが生じる場合もあるのです。

 

最大サイズの荷物を送るには?

最大サイズは、クロネコヤマトも佐川急便も長さ・幅・厚さの合計が160cm以内。

 

クロネコヤマトは重さ25kg以下、佐川急便は重さ30kg以下という大きさの制限があります。

 

ゆうパックは長さ・幅・厚さの合計が170cm以内、重さ30kg以下という大きさの制限があります。

 

クロネコヤマトで荷物を送るときの最大サイズ

 

佐川急便で荷物を送るときの最大サイズ

 

ゆうパックで荷物を送るときの最大サイズ

 

配送業者 3辺の合計 重さ
クロネコヤマト 160cm以内 25kg以下
佐川急便 160cm以内 30kg以下
ゆうパック 170cm以内 30kg以下

 

クロネコヤマトも佐川急便も、それ以上の大きさの荷物を送る場合は、一般貨物として配送の対応は可能です。ゆうパックはサービス限定で受け付けています。

 

配送は割高になりますが、業務用で配送量が多ければ、交渉がきく可能性があります。

 

 

スキーやゴルフ用品は170cmオーバーでも荷物を送ることができる

上記のように、ゆうパックは長さ・幅・厚さの合計が170cm以内、重さ30kg以下という制限がありますが、ゴルフ・スキーゆうパックと空港ゆうパックについては、例外的に170cmを超えるサイズの荷物も受け付けています。

 

ゴルフ・スキーゆうパックは、ゴルフやスキーの用具を宿泊予定のホテルに配送してくれるサービス、同様に空港ゆうパックは、ゴルフ・スキー用具や旅行かばんなどを出発予定の空港に配送してくれるサービスです。

 

ただし、170cm以上でもOKとはいっても、あくまでも一般的なゴルフバッグや旅行かばんのサイズです。極端に大きな荷物になると受け付けてくれないので注意しましょう。

 

配送料金は、170cm以上の荷物はすべて120cmサイズで計算するので、比較的安い料金で荷物を送ることができます。たとえば東京から神奈川まで荷物を送った場合は、料金は1,400円でした。

 

また、ゆうパックには、「同一あて先割引」という割引制度があります。同じ宛先に荷物を送る場合には、ぜひ活用してみてください。

 

荷物を送る場合の梱包は必須?

 

クロネコヤマトの段ボール

 

宅急便で荷物を送る際には、梱包がしてあることが前提です。

 

ただし、梱包は、必ずしもダンボール箱に入っている必要はなく、お菓子のような軽いものなら紙袋でも問題ありません。

 

自分で用意できない場合は、依頼時に、「梱包資材を持ってきほしい」といえば、さまざまなサイズのものを購入することができます。

 

ダンボールはもちろん、安価な袋タイプもあります。これは、紙袋ではなく、ビニール素材のため、丈夫で安心です。

 

そのほか、緩衝材がついたもの、スーツケースカバー、パソコン専用の箱などいろいろありますので、有料ですが便利なサービスです。

 

ゆうパックは、郵便局でも梱包用品の販売をしています。酒用パックや、ボストンバッグ専用のカバーなど、こちらもバラエティ豊かです。

 

無料で梱包資材を探したいという場合、楽天やアマゾンなどの通販で物を買うと、荷物を送る際に、梱包して送ってきます。このような段ボール箱を、普段から取っておくと、自分が何か送りたいときに役立ちます。

 

あるいは、スーパーなどに行くと商品が入っていた箱がレジにおいてありますので、これを使えば、お金はかかりません。

 

ただし、湿気を帯びていたり、箱が丈夫でないものもありますので、衣類や大型荷物を送る際には、注意しましょう。

 

コンビニ持ち込みで荷物を送ると、料金は…

 

コンビニ

 

宅急便の値段は、宅急便業者が自宅まで取りに行くことが前提の料金です。

 

そのため営業所などに自分で荷物を持ち込むと割引を受けることができます。

 

割引料金は、クロネコヤマトと佐川急便は100円。ゆうパックが120円です。

 

クロネコヤマト 100円割引
佐川急便 100円割引
ゆうパック 120円割引

 

 

クロネコヤマトの宅急便は907円が最低料金ですが、持ち込みであれば807円になるわけです。

 

しかも、この割引はクロネコヤマトの営業所だけでなく、コンビニでも可能です。つまり、コンビニから荷物を送ると割安になるのです。。

 

コンビニの多くは宅急便業者と提携していますが、大手3社とすべて取引をしているコンビニはありません。

 

セブンイレブンはクロネコヤマトだけですし、ローソンはゆうパックだけです。佐川急便はコンビニでは取り扱いをしていないので、割引してほしいなら営業所に持っていく必要があります。

 

大手コンビニの取り扱い状況を見ると、圧倒的にクロネコヤマトを取り扱っています。

 

ゆうパックを取り扱っているコンビニは、ローソン・ミニストップ・セイコーマートだけであり、ほかのファミリーマートやサークルKサンクスはクロネコヤマトです。

 

ただ、コンビニから宅急便を送れば無条件に安くなるわけではありません。

 

たとえば、クロネコヤマトはクロネコメンバー割として、プリペイドカードを使うと1割引きになるサービスがあります。しかし、コンビニではこのプリペイドカードを使えないので100円引きだけです。

 

もっとも、756円の荷物なら100円引きの割引率が大きいのでメリットがない場合もあります。

 

各宅急便業者でルールがあるので確認するといいでしょう。

 

主な宅配便の持ち込みサービス

クロネコヤマト
  • セブンイレブン
  • ファミリーマート
  • サークルK
  • デイリーヤマザキ
  • スリーエフ
  • ポプラ
  • セーブオン
  • ココストア
  • ニューデイズ
  • エブリワン
  • ハートイン
  • 生活彩家
  • アズナス
  • ヤマザキスペシャルパートナーシップ
  • アンスリー
  • オダキューマート
  • スリーエイト
  • リトルスター
  • くらしハウス
ゆうパック
  • ローソン
  • ミニストップ
  • セイコーマート
佐川急便
  • 営業所または取次店
カンガルー便
  • 営業所
フクツー宅配便
  • 営業所

 

持ち込みは、基本的に100円割引、フクツー宅配便だけは200円割引となっています。

 

コンビニから荷物を送る方法

送り状はコンビニのレジに用意されています。レジで「荷物を送りたい」と言って出してもらいましょう。通常は「元払い」用の送り状が来ます。「着払い」で荷物を送る場合はその旨を伝えてください。

 

その場で「荷送り人」と「荷受け人」の住所、氏名、電話番号と、荷物の内容を書き込みます。レジの人が荷物のサイズと重量を測り、料金を計算してくれるので、そのままレジで清算します。

 

その際、レジで、「持ち込みいただいたので100円の割引になります」と説明されないと思いますが、割引はされています。各社のホームページに料金表が載っていますから、荷物のサイズから料金を計算してみるとよいでしょう。

 

営業所に持ち込んで荷物を送る場合も、手順はほぼ同じです。

 

家電や家具の単品輸送

らくらく家財宅急便のトラック

 

大きな荷物、重たい荷物を送るなら、ヤマト運輸のらくらく家財宅急便が便利です。

 

こちらは、ベッドやソファー、テレビなどの家電や家具の単品輸送に適しています。

 

また、引っ越しやオークションでは、冷蔵庫や自転車のような大切な家財一式を運ぶわけですが、中には運搬しやすくするために分解して、引っ越し先で組み立てをする場合もあります。でもそうした作業は、手間がかかりますし、複雑な作業だと持ち主の手に余ることもあります。

 

らくらく家財宅急便を利用すれば、そうした組み立て、設置作業もオプションで頼むことができます。電話をすればすぐ荷物を引き取りに来てくれます。また運ぶ荷物は1つだけでも対応可能です。

 

らくらく家財宅急便の料金

らくらく家財宅急便の料金は、サイズに応じてSSランクからGランクまであり、SSランク(80cm以内)であれば同県内の運搬で1,400円、Gランク(450cmまで)になると27,450円となっています。

 

これは、運送する距離が長くなるほど、当然料金は高くなります。ただし、沖縄は対応不可です。

 

組み立て・取り付けのオプション料金は、全自動洗濯機は取り付け3,000円、取り外し1,500円、ベッドは普通のベッドから二段式ベッド、ロフトベッドなど種類によって異なりますが、普通のベッドであれば分解と組み立てで3,000円です。

 

なお、らくらく家財宅急便の支払いは、荷物を預ける時に現金払いでの支払いとなるので、現金を用意しておきましょう。

 

飛脚ラージサイズ宅配便との料金比較は

佐川急便は「飛脚ラージサイズ宅配便」という名称で長さ・幅・厚さの合計が260cm以内、重さ50kg以下の荷物も宅配便として送るサービスがあります。

 

飛脚ラージサイズ宅配便とらくらく家財宅急便で、東京都内で260cmの荷物を送る料金を比較してみましょう。

 

  • 飛脚ラージサイズ宅配便……5,866円
  • らくらく家財宅急便……7,398円

 

安い料金で荷物を送ることができるのは飛脚ラージ宅配便ですね。ただし、こちらは家具の組み立て、設置などのオプションはなく、運送だけのサービスです。また、上で述べたように、260cmを超える荷物を送ることはできません。

 

この違いは、らくらく家財宅急便は引っ越し便であるのに対し、飛脚ラージ宅配便は宅配便であることによります。サービス内容を確認して、自分のニーズに合った方を選択するといいですね。

 

 

らくらく家財宅急便と、飛脚ラージ便、そして、最初に紹介した引越し業者の見積もりを比較して、安い方法を選ぶのが、一番安い料金で荷物を送るベストな選択です。

 

ぜひ、リクルートのSUUMOとあわせて、見積もりをしてみてください。

 

 

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大型荷物を送るなら、かなり料金が変わってくるので、試してみる価値アリです!

 

 

大手、中堅宅配便業者で荷物を送るなら

ここでは、フクツー宅配便、カンガルー便をはじめとした大手、中堅宅配便業者の紹介と、各社の特徴、違いについてまとめています。荷物を送る方法として、検討してみてください。

 

フクツー宅配便とカンガルー便の比較

多数ある運送業者のうち、フクツー宅配便とカンガルー便があります。この2サービスの特徴と相違点はなんでしょうか。フクツー宅配便は福山通運、カンガルー便は西濃運輸が提供している宅配サービスです。

 

フクツー宅配便 フクツー宅配便は、大中小の3サイズに分類されるeバッグをはじめ、スーツケースカバーやゴルフバッグ、スキー/スノボカバーなど、旅行やレジャーにも対応した個人向けの配送サービスが特徴です。

 

規定サイズは3辺合計170cm・30kg以内となります。

 

ほかにもクール宅配便や往復宅配便など、さまざまな宅配サービスが提供されています。

カンガルー便 カンガルー便は、荷物の大きさや重さによって、カンガルーミニ便とカンガルー特急便に分けられます。3辺の合計が130cm・20kg以内のサイズはミニ便、それを超える荷物を送るならカンガルー特急便になります。

 

カンガルー便ではこのふたつの輸送方法のほかにも、チルド便、メール便、自転車輸送便などがあります。

 

パンサー宅配便、中越宅配便、第一貨物宅配便、シルバー宅配便

パンサー宅配便、中越宅配便、第一貨物宅配便、シルバー宅配便の特徴と違いについてまとめます。

 

各社に共通する特徴は、路線便といわれる配送事業であるということでしょう。これは、運送会社が各地に設けた拠点から、住宅やマンションに荷物を配送する役割を担っています。路線便は、特別積合わせ貨物事業(特積み事業)の一形態ですが、扱う貨物に特徴があります。

 

基本的には、小荷物や軽貨物を扱うことを専門としています。具体的には1個あたりの貨物で最大170サイズの30kgまで、商品価格が最大30万円までを1梱包単位で輸送することになります。これ以外の荷物を送る場合には、一般貨物(特積み)扱いとなります。

 

一般貨物扱いになると大きさや金額に上限がなくなり、1度に複数口依頼したり、バイク、自転車、家具など、配送するのに助手が伴う荷物も運ぶことができます。

 

各社は、1度に運べる荷物の大きさや個数、金額に制限があります。また、サービス名と宅配便事業を行っている会社名が違うことも特徴の一つです。

 

パンサー宅配便は、富山県に本拠地のあるトナミ運輸の宅配サービスとなっており、中越宅配便は、新潟県に拠点のある中越運送の宅配サービスとなります。

 

第一貨物宅配便は、山形県に拠点のある第一貨物の宅配便サービスとなっており、シルバー宅配便は、新潟県に拠点のある新潟運輸の宅配サービスになります。

 

パンサー宅配便、中越宅配便、第一貨物宅配便、シルバー宅配便は、北陸を拠点とする物流を担う運送会社の宅配サービスを行っており、ネット通販が広がる中で荷物を送る方法として欠かせない存在になっています。

 

宅配便以外にも、こんな運送サービスを行っています

上で紹介した運送業者で行っているサービスをまとめてみました。

トナミ運輸
  • パンサー宅配便
  • トナミ特急便
  • タイムサービス便
中越運輸
  • 中越宅配便
  • 貸切輸送
  • チャーター輸送
  • 国内航空輸送
  • ランドピギー輸送(鉄道コンテナ輸送)
第一貨物
  • 第一貨物宅配便
  • チャーター配達
  • 国際貨物輸送
新潟運輸
  • シルバー宅配便
  • チャーター便
  • シルバーゆうパック
  • シルバー航空便
  • 海上輸送

このように、航空便や船便など、いろいろな形態、名称の運送サービスを提供しているのがわかります。

 

ちょっと面白いのは、これは法人限定なのですが、新潟運輸の「シルバーゆうパック」。文字通りゆうパックとタイアップしたサービスで、集荷を新潟運輸が、発送を郵便局が受け持つというものです。「ゆうパック大口割引制度」を利用しているため、通常よりも安い料金で荷物を送ることができます。

 

こうした中堅業者は地域が限られていることも多く、全国どこからでも利用できるわけではありませんが、条件が合えば、利用を検討してみてもよいと思います。

 

宅配便利便、つばめ便、スワロー宅配便

宅配便利便の久留米運送は昭和26年7月13日に設立され、従業員数は1,579名、北部九州地区および南九州地区、関西地区が主な営業エリアで福岡久留米市に本社を持つ運送事業を手掛ける会社です。

 

事業所の数は直営店が33店舗、委託店は32店舗で、車両の保有台数は2015年3月末時点で1,352台となります。

 

つばめ便でお馴染みの株式会社エスラインギフは、岐阜県羽島郡岐南町に本社を置く運送会社で、設立は平成18年10月1日、従業員数は1,765名、車両の保有台数は貨物自動車運送事業においては1,265台、一般貸切旅客自動車運送事業においては46台となります。

 

なお、この企業ではコンピュータによる情報処理、ソフトウェアの開発および販売と言った事業も手掛けているのが特徴です。

 

スワロー宅配便の札樽自動車運輸は、昭和23年10月1日に設立、車両の保有台数は 627台、従業員数は720名で、北海道内を主な営業エリアにしている運送会社になります。

 

松岡満運輸は札幌市白石区にある運送会社で、昭和24年4月5日に設立、店舗数は14の支店や40の営業所などが在り、車両の保有台数は849台と言われています。

 

授業種目としては、一般貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫業、荷造梱包業などの物流業を初め、自動車修理業やガソリン・油脂販売業、不動産の売買や仲介、土地造成、保険代理業など幅広い分野で活躍をしている企業になります。グリーン引越便もあります。

 

三八五流通は昭和22年6月26日設立、本社は青森県八戸市にあります。一般貨物自動車運送事業、倉庫業、利用運送事業、産業廃棄物収集運搬業、融雪剤を初め酒類や煙草、産直品などの物品販売や有料職業紹介事業なども手掛けています。

 

ちなみに、青森県は雪国と言う特徴からも、融雪剤と言った販売も行っているなどの特徴も在ります。従業員数は2,000名、営業区域は全国、事業所数は約80事業所になります。

 

宅配便利便のサービス内容

久留米運送では、個人向けと法人向けの運送サービスを行っていますが、「宅配便利便」は個人向けのサービスになります。

 

最大で120cm、20kgのサイズの荷物を送ることができ、1個から配送を依頼することができます。営業所への持ち込みで100円割引、同時に複数の荷物を送ると、個数に応じて料金が割り引かれる複数個割引などの割引サービスもあります。

 

つばめ便のサービス内容

エスラインギフが運送と配達を請け負う「つばめ便」のほか、「ゆうパック」のサービスを選択できます。ゆうパックは、エスライングループが集荷を行い、運送その他は郵便局が行うシステムになります。

 

つばめ便で荷物を送る場合は、荷物サイズは140cmまで。またサイズによって2kgまで、10kgまでなど、重量制限が細かく規定されています。一方ゆうパックは、サイズは170cmまで送ることができますし、重量制限は全サイズ30kgまでで統一されています。

 

比較的小型の荷物はつばめ便、サイズの大きい荷物や小さくても重量のある荷物はゆうパックと、使いわけることができます。

 

スワロー宅配便のサービス内容

関東や関西にも支社があるため、全国への配送が可能です。また、全店をオンラインで結んでいるため、荷物の追跡も可能です。小口荷物の運送だけでなく、ミニ引っ越しにも対応しています。

 

松岡満運輸のサービス内容

札幌に本拠を置く企業なので、北海道を中心に運送を行っていますが、鉄道輸送やフェリーによる海上輸送によって、全国に荷物を送ることが可能です。

 

運送は特別積み合わせ運送が中心で、チャーター便よりも安い料金で利用できるようです。

 

三八五流通のサービス内容

民間企業ではこの三八五流通が1973年にはじめたグリーン宅配便が、いちばん最初の宅配便事業なのだとか。現在も各種サイズのトラックから少量の荷物に対応したワゴン車、鉄道コンテナ輸送など、いろいろな形式の運送を幅広く行っています。